和心紡ブログ

散歩 ②

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 神田明神の横に有る施設(遠藤家 インターネット参照 長文)

 遠藤家は、鎌倉材木座で材木商を営んでいましたが、江戸城築城のため江戸・神

田鎌倉町(現在の千代田区内神田1丁目)に移住。

先代の遠藤達藏氏は神田明神の氏子総代、将門塚保存会会長としても尽力した

名士です。

 井政とは井筒屋政蔵の略。明治維新以降、代々の当主が継いだ井筒屋政藏の

名から屋号を「井政」とし、第二次世界大戦以降は神田木材企業組合を設立。

当代で17代を数える歴史ある材木商です。

 遠藤家旧店舗・住宅主屋として千代田区の文化財に指定される建物は、関東大震

災後、昭和2年に日本橋川沿いの東京市神田区鎌倉河岸に建てられた店舗併用

住宅。昭和29年に1階の一部と2階を増築しています。

 昭和47年にいったんは府中市に移設されていますが、その際に状態の良い部分だ

けを残し、1階北側と玄関奥の廊下を増築。さらに当時敷地内にあった別棟の2階部

分を玄関東側に移設しています。

 平成21年に千代田区有形文化財の指定を受け、神田・宮本公園へ再移築されて

います。

再移築の際に、府中時代は畳敷きだった部屋を、土間と帳場というかつての材木商

時代の店舗に復元。移築先の宮本公園が茶道・江戸千家発祥の地であることにちな

み、玄関東側の和室を茶室へと改修しています。

 北山杉、屋久杉など部材には各地の良材が利用されており、江戸以来の商家建築

の様式を受け継ぎ、細部の意匠なども秀逸。さらには、関東大震災の復興建築であ

るなど、東京に残された貴重な木造建築(町家)の代表的な存在です。

 現在は、NPO法人神田の家(理事長:平野徳子さん)が管理運営しており、雛祭

には雛人形を飾り、端午の節句には菖蒲を飾るなど、遠藤家の調度品の展示をしな

がら、季節感をも演出しています。 
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